やりがいは重要じゃない?

企業はどうやって選ぶべきか?のエントリでも述べたのですが、「社風の重要性」について面白い記事を見つけたので、紹介しておきます。

以下、日経BPネットの記事齋藤孝の「3分間」アカデミーより一部文章を引用。

ちょっと前だが、ある若いビジネスパーソンに関する、興味深い話を聞いた。

彼が勤めていた小さな会社が倒産し、幸いにしてある大企業へ転職を果たした。ところが入社早々から、その大企業にある種の違和感を覚えるようになったという。

仕事はルーチンがほとんど。職場に活気はないし、会議は不必要に長い。その一方で官僚組織ばりにセクショナリズムが強く、部署内の“結束”は公私にわたって異様に固い。前の会社では社内に壁ができるほどの人数もいなかっただけに、彼にとっては異文化そのものだったらしい。

もちろん、そんな環境に表立って異を唱える社員は誰もいない。ところが、彼にはいささか“KY”なところがあった。ネット上の社内掲示板に、「この会社、おかしくないですか」と思いの丈を書き込んだのである。

若者が会社を辞める理由は「仕事」ではない

この発言が、表面上は“凪”だった社内に波紋を広げた。賛否両論入り交じって書き込みが相次ぎ、その騒ぎが上層部の耳に入り、ついには全社横断的な「社内改革プロジェクト」を立ち上げるまでに至ったという。そのメンバーの1人として、彼が加えられたことはいうまでもない。

最近の若者は就職してもすぐに辞めてしまう、とよくいわれる。私の教え子たちも例外ではない。ただ彼らに理由を尋ねると、仕事そのものが辛いという者はほとんどいない。それよりも、パワハラやセクハラを含めたいびつな人間関係や、違和感に満ちた社内の雰囲気を挙げる者が圧倒的に多いのである。

しかも、それを訴える場もない。仮に上司や先輩に相談したとしても、「ウチの会社は昔からこうなんだ」と一蹴されるのみ。むしろ「お前も早く慣れろ」「社会人なんだからガマンしろ」と非常識を押しつけられたりする。そんな違和感がしだいに積み上がり、ついには耐えられなくなって、逃げ出すように会社を去っていくのである。私はこれを、「違和感飽和退職説」と呼んでいる。

ちょっと暗い話題ですが、大事な問題なので、また別のブログから引用します。

自己分析で言う「やりがい」について述べた記事をニートの海外就職日記から引用します。日本の労働環境に疲れ、海外で仕事をしているという僕らの進路とはあまり重ならない部分も多い方の意見ですが、参考までに抜粋しておきます。

「やりがい」よりも「働きやすさ」の方が遥かに大事

・・・俺は仕事に「やりがい」などは求めない。もちろん仕事が楽しいと思えるに越した事はないけれど、俺的には仕事で得る楽しさがプライベートで得る楽しさを上回る事はないので、やっぱ仕事で無駄な時間は出来る限り使いたくないって思ってる。雇われる立場でいる限りは「やりがい」よりも「働きやすさ」の方が遥かに大事。好きな仕事で奴隷のようにコキ使われるよりも特に興味のない仕事でフェアな環境の方がずっと良いし。

さすがに、「やりがいを求めない」というスタンスは全員にオススメする訳ではないのですが、就職する企業の「働きやすさ」については慎重に見極めて下さい。具体的には、OB訪問をして感覚をつかんだり、リクルーターに話を聞いたりです。

業界ごとに、社風ビジネスモデル、代表的な企業の業界内での位置づけ、そして「社風(働きやすさ)」について解説しています。就活を始める時期に目を通すことをオススメしますよ!

最後に紹介するのは、外資コンサルに就職した友人の話です。コンサル志望の人は、「社会貢献」「起業」を志望動機に押し出すことが多いのですが、外資コンサルにおいても、その「働きやすさ」は非常に重要なようです。

仕事のやりがいとは、「業務内容が刺激的」だからだけではない、「顧客から感謝される仕事」だからだけでもない、「日ごろ全うしている役割の中にやりがいを見つけられるか(いかに周囲の人とウマが合うか・働きやすいか)」が大きい

「外資コンサルはそもそもクビになるわけじゃない。2年で半数がクビというけれど、実際に実力不足でクビ切りに合うというより、自らドロップする人の方が多い」

「自らコンサルを去る人には、キャリアアップのために各種の職に就くという前向きな転職をする人と、仕事が辛くて違う職に移る後ろ向きな転職をするがいる」

「仕事が続く人には、日々の自分の役割の中に何からしらの楽しみを見つけられている人だ。部下に仕事を振りながら成長を見るのが好きな人、コンサルタントという人種が本当に好きでカルチャーが合っていて居心地がいいからいる人・・・」

「いずれにしても、『分析が楽しいから・スキルを身につけたいから・キャリアアップしたい/起業したいから(それだけのモチベーションで一日18時間働ける?)』とか『顧客の喜ぶ顔が見たくて(2~3ヶ月のプロジェクトで、最後だけだよ?)』のモチベーションだけでは、なかなか辛いところがある」

「・・・一人前のコンサルタントとして戦略を作れるようになるには5年かかる。確かに、パートナーにまで昇り詰めて、途上国支援のためのプロジェクト推進をモチベーションにやっている人は多いけどね。」

自己分析でよくある「業務内容」だけに注目してやりがいを見つけようとするのではなく、「業務内容から予想される、社風」が自分が合うか?というところが大事と思われます。もっとも、業務内容に惹かれて集まって来る人は、ある程度似ているといえばそうなのですが。

筆者の先輩、学部で卒業した同級生も、仕事に満足そうにしている人は、社風や仕事のスタイルが合っているようです。

番外編として、外資系を目指す人みなさんへ金融日記から以下の記事を紹介しておきます。こちらはあえて引用はしないので、気になる方はリンクへ飛んでごらん下さい。

老婆心ながら、外資系投資銀行に就職するとモテると勘違いしている若者へ・・・

最後に、就活中にいろいろ悩みが出てくる(「俺はどこでも働きたくないな」と思ってテンションが下がるなど)のはよくあることなのですが、ひとまずは「動きながら考える」ということを念頭に置いて頑張ってください。あと休憩は大事です。本命に落ちたら、1週間くらい休みを取ってリフレッシュするとか。切り替えも大事ですよ。頑張ってくださいね。

それではまた。

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東京GD練習会代表:迫田良平(慶應理系の起業家)
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