業界分析〜メーカー編〜

就活生にとっては業務内容がBtoCの影響か比較的人気の高い業界ですが、メーカーの自己PRとか志望動機とかって案外考えるの難しいですよね?そこで、業界分析についてまとめてたので、参考程度に見てください。

そもそもメーカーって?

メーカーを志望している就活生は大勢いますが、きちんとメーカー業界の理解をできている人は比較的少数です。あなたは理解できているでしょうか?業界をきちんと理解できているだけでも就活ではかなり有利になるので、自分の自己PR、志望動機に活かせるレベルまで理解することを推奨します。

メーカーとは

まずはメーカーについておさらいします。
メーカーとは広義の「製造業」つまり「モノを作る業界」です。ただしITはメーカーとは呼ばれず、その名称が業界名となっています(SIの一部はメーカーという言われ方をしますが、、)。参考までにメーカーにはどんな業界があるのかも下記から確認して見てください。
参考:メーカー業界一覧(One Career)

メーカーの2つの切り方

マーカーの分け方にはいくつか種類があります。例えば、化粧品メーカーや自動車メーカーのように「製造しているモノ」で分けたり上流メーカー(下請け)や下流メーカーのように「製造する範囲」で分けることもあります。

では、就活ではどちらの分け方で考えるのが良いかというと、理想は二つの考え方、もし一つであれば後者で考えるのが良いです。特に上流、中流のメーカーを受ける際にはその分け方を意識しておくと「あ、こいつこの業界(上流or中流)のこと分かってるな」となることが多いです。これは多くの人がトヨタのような完成しているメーカーの今年しか知らず、面談で出てくる引き出しがそういったことしか出てこないからです。そこで他の学生との差別化も図れます。また、もし二つの分け方で考えるとすると、先の例のトヨタで考えると、自動車メーカーの下流ということです。よって、必要なのは自動車業界についてかつ下流についてということになります。

それでは、まずは後者の「製造する範囲」の分け方での特徴を紹介します。

素材メーカー(上流〜中流)

素材メーカーとは、その名の通り上流の企業の素材となる化学素材や鉄鋼を製造する会社です。それゆえ取引先は企業、toBとなるため、営業先は一般消費者ではなく法人になることがほとんどです。どの業界でもそうですが、下請けの仕事は時給が低いです。仮に大手企業に就職したとしても平均年収は500万程度だったりします。

加工メーカー

素材メーカーが生産した素材材料を一般消費者または企業用に普段私たちが目にする商品に加工するのがこの加工メーカーです。自動車や家電、アパレルなどの分野が挙げられます。

自社一貫メーカー

上流から下流まで全てを行います。花王などの化粧品・トイレタリーメーカーに多く、研究から販売までを一貫して自社で行います。

「製造しているモノ」別の特徴

では、最後に「製造しているもの」という観点で特徴を紹介します。分け方としては 、大学教職員のサイト「日経キャリア教育.net」の分け方を活用し、業界のデータとしては、業界動向SEARCH.COMのデータを参考にします。

電気・電子メーカー

冷蔵庫や洗濯機といった白物家電、テレビやDVDレコーダーといったAV機器、コンピューターやスマートフォンなどの情報通信機器、半導体や電子部品など幅広い製品の製造に携わる業界です。

●市場規模:おおよそ95兆

●伸び率:+11.4%(2014-2015)

●業界の分析
電気機器関連、特にAV機器に関しては、東芝の白物家電事業の売却やシャープの買収など、落ちてきている様子が伺えます。この業界は、 今後IoT、そしてAIをいかにして活用できるかが鍵を握る業界です。

●主な電気・電子メーカー
日立製作所/東芝三菱電機/シャープ/ソニー/パナソニック/NEC/富士通/キヤノン/リコー/富士ゼロックス/京セラ/TDK/日本電産/日東電工/村田製作所/アルプス電気/ローム

機械メーカー

産業用ロボット、工作機械、計測機器、建設機械などを扱う業界。一般消費者にはなじみの薄い業界ですが、各産業の製造現場を支えるという重要な役割を果たしています

●市場規模:おおよそ28兆5000億

●伸び率:+7.9%

●業界の分析:三菱重工業が大きなシェア(14%程度)を占めています。以前は海外での機械業界の需要の拡大により業績は伸びていましたが、近年機械に対する需要は下がり、今後の展望が読めない業界の一つです。

●主な機械メーカー
三菱重工業/川崎重工業/IHI/コマツ/日立建機/コベルコ建機/横河電機/ファナック/安川電機/日揮/千代田化工建設/東洋エンジニアリング/クボタ/ヤマザキマザック/DMG森精機/オークマ

自動車メーカー

自動車メーカーに加え、タイヤ、点火プラグ、塗料、自動車保険など関連する業界

●市場規模:おおよそ88兆5600億

●伸び率:+9.7%

●業界の分析:トヨタで有名な業界ですね。自動車部品もトヨタ系列が上位を占めています。需要的にも世界でみればまだまだ存在し、自動車が乗られ続ける限り、成長し続けることができる業界であると思われます。

●主な自動車メーカー
トヨタ自動車/ホンダ/日産自動車/スズキ/マツダ/ダイハツ工業/三菱自動車/SUBARU/いすゞ自動車/日野自動車/デンソー/アイシン精機/豊田自動織機/トヨタ車体/トヨタ紡織/ヤマハ発動機/川崎重工業/ブリヂストン

食品・飲料メーカー

毎日の暮らしに直結する商品を扱うため、消費者のニーズを的確に把握するとともにきめ細かな配慮が求められる業界です。ビール、牛乳類(牛乳、加工乳など)、清涼飲料、菓子・パン、即席麺、冷凍食品など、身近な商品を扱う企業がほとんどです。

●市場規模:おおよそ19兆3000億

●伸び率:+4.2%

●業界の分析:みなさんの知っての通り、内産需要に頼っていた業界であるので、いかにして海外展開をしていくかが重要です。

●主な食品・飲料メーカー
アサヒグループホールディングス/キリンホールディングス/サッポロホールディングス/サントリーホールディングス/コカ・コーラグループ/サントリー食品インターナショナル/日本たばこ産業/味の素/キユーピー/カゴメハウス食品グループ本社/日清食品ホールディングス/伊藤ハム米久ホールディングス/日本ハム/明治ホールディングス/森永乳業/雪印メグミルク/山崎製パン/ロッテ/日清製粉グループ本社/マルハニチロホールディングス/ニチレイ

化学

原油を精製してできる「ナフサ」を主な原料として、合成ゴム、化学繊維、樹脂、電子材料、塗料、石けん、洗剤、界面活性剤、接着剤、フィルムなど、幅広い商品を生み出すのが化学業界です。
●市場規模:おおよそ28兆5200億

●伸び率:+5.6%

●業界の分析:プラントの停止、汎用品分野からの撤退など動きが活発な業界です。 しかしながら、原油への癒着度が高く、安定的に収益化を図る方法が確率されていないこともあり、先行き不透明な業界でもあります。

●主な化学メーカー
三菱ケミカルホールディングス/富士フイルムホールディングス/住友化学/三井化学/旭化成/信越化学工業/積水化学工業/昭和電工/東ソー/宇部興産/DIC

医薬品

医薬品業界は、処方藥を手掛ける医療用医薬品、医師の処方なしで買える大衆薬を提供する一般用医薬品、特許の切れた医薬品を製造する後発医薬品(ジェネリック)に分類されます。

●市場規模:おおよそ10兆8000億

●伸び率4.9%

●業界の分析:日本の医薬品業界はかなり小さいです。シェアで日本一の武田薬品工業でも世界では18番目です。さらに、後発薬(ジェネリック医薬品)のシェアを8割、高価の医薬品の価格を下げる「特例拡大再算定」など、医薬品メーカーは今後も厳しい状況を強いられます。

●主な医薬品メーカー
武田薬品工業/アステラス製薬/第一三共/エーザイ/大塚ホールディングス/中外製薬/田辺三菱製薬/協和発酵キリン/大日本住友製薬/塩野義製薬/沢井製薬/日医工

化粧品・トイレタリー

●市場規模:おおよそ5兆1000億

●伸び率:9.3%

●業界分析:国内ではインバウンド消費で安定した収益を得ています。また、今後は海外市場にどう売り出していくかが鍵となります。

●主な化粧品・トイレタリーメーカー
花王/資生堂/コーセー/ファンケル/ポーラ・オルビス ホールディングス/プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&Gジャパン)/ユニリーバ・ジャパン/ライオン/ユニ・チャーム/日本ロレアル

他にも様々なメーカーが存在

今回メーカーを紹介してきましたが、長くなりそうなので、、
上記に自分の気になる業界が内容なら自分でその業界について、簡単にでいいので見てみてください!
業界の分析は下記サイトで簡単に調べることができます。

業界動向SEARCH.COM

メーカーの企業分析のやり方

最後にメーカーの企業分析のやり方をまとめました。

1.その企業はどこに分類されるか

まずは、先の2つの切り口からどこに分類されるかを見ます。例えば、トヨタであれば自社一貫メーカー(グループ会社内)かつ自動車メーカーというような具合です。

2.ターゲットはどれか

次に誰に対して商品を売っているかを分析します。その際にはセグメンテーションするとより高精度で分析することができ、例えば性別、地域、年代などでセグメントして見ます。

ポジショニングはどこか

そして最後にポジショニングです。その企業は市場においてどういう立ち位置なのかを把握します。わかりやすい例を挙げると、この企業は価格が低く、あの企業は価格が高いなどです。その際には4Pという指標を使うと把握しやすいです。

入社する前に念入りに業界の分析をすることをおすすめします。

名前を知っている企業であっても、他の業界に比べて給与が低い可能性があります。そのため、その仕事にやりがいを感じなければ本当に辛い仕事になってしまいます。選考の練習として受けるのであれば問題ないですが、もし、メーカーを本気で考えているならば、必ず念入りに業界分析しましょう!

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東京GD練習会代表:迫田良平(慶應理系の起業家)
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